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先日、丸木美術館に行ってきました。近代的な美術館かと思いきや、意外にも森林の中にポツンとあって、時が止まったような雰囲気に感動しました。この美術館はイラストレーターの内田新哉さんに教えてもらったのですが、美術館に入った瞬間「丸木美術館はすごいよ!」という内田さんの言葉を思い出しました。・・確かにすごい。
丸木俊が描いた「原爆の図」。屏風に描かれた絵をみて僕は衝撃を受けました。あまりにリアルで毒々しくて、「救い」というメッセージがまったく見えない。
今回は「幽霊」「火」「水」「虹」「少年少女」「原子野」「竹やぶ」「救出」の8点が展示されています。
「原爆の図」の他に、「水俣病の図」「南京大虐殺の図」「アウシュビッツの図」などの巨大絵も展示。迫力あります。人間が人間を殺すという現実を目の当たりにして「人間って恐ろしい」と思わずにはいられません。
「原爆の図」は2階に展示。そして企画展示「丸木俊 〜人間を描く」は1階に展示されています。2階の「人間の恐ろしさ」とは反対に、1階の「人間を描く展」では、人間の「強さ」「素晴らしさ」「好奇心」「ユーモア」「愛」などを描いた作品が展示されていました。実は丸木俊さんの絵を見るのは今回が初めて。裸体の絵が多いのですが、そこから発散される「人間の強さ」「優しさ」がダイレクトに伝わってきて、大いに感動しました。
人間の「負」と「正」という両極端な側面が展示された「丸木俊 〜人間を描く」展。共通するものは『人間』。原爆を落とすのも、苦しむのも、そして苦しみから立ち上がるのも、みな人間。どちらも同じ人間なんだ・・。その事実に、僕は「衝撃」と「希望の光」を感じずにはいられませんでした。
『丸木俊 〜人間を描く』は、丸木美術館で5月19日(土)まで。興味のある方はぜひ!
「原爆の図」は常設展示です。

原爆の図 丸木美術館  公式サイト

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2012-05-08

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